一人三役!監督はもちろん、仲間たち全員から頼りにされる徳永の大活躍で根差部ベースナインが県大会初優勝!

高円宮賜杯第35回全日本学童軟式野球大会マクドナルドトーナメント/第121回沖縄県学童軟式野球大会/JALカップ第4回全九州学童軟式野球大会沖縄県予選大会

2015-04-15

学童軟式野球界で一番大きな大会である全日本学童軟式野球大会沖縄代表権を懸けたこの大会で、悲願の初優勝を成し遂げた根差部ベースナイン。始まりと終り、全ての流れを掴んでいたのは大黒柱であるキャプテン徳永だった。

決勝戦

「あの一打が大きかったですね」。根差部ベースナイン(以下根差部)と豊見城パワーズ(以下豊見城)の両監督は、全く同じ思いを抱いていた。先攻の根差部は初回、ツーアウトとなって3番徳永翔一が「ランナーもいないし、いい球が来たらと狙っていました。」と、インコースの球をフルスイング。「徳永君はインコースに強い。でも彼がもっと凄いのは甘い球を絶対に逃さない。」とは同じ豊見城ブロックで何度も対決してきた敵将与那覇幸広監督。単打ならいいからと外攻めを指示していたベンチだったが、豊見城・秋山伸治の失投を逃さず振り抜いた打球は、打った瞬間それと分かる、徳永自身今大会2本目となる柵越え弾となった。「イケメンで優しくて、野球が上手くて全て完璧な人。」と、声を揃えるナインたちが一番信頼している大黒柱の一発で流れをものにした根差部は、2回にも一死三塁として山城寛太、大松祥人に連続タイムリー二塁打が飛び出し2点を加えると、5回に1点、6回にも3点を刻み快勝。「この大会を含めて9度目の県大会挑戦で初めての優勝。頂点に立ちたいとずっと思っていた。子供たちに感謝したい。」と語った金城敬監督、その瞳には嬉し涙があふれていた。

準優勝に終わった豊見城は、全部員わずか12名(この日の登録は11名)。さわやかイレブンの沖縄学童版を、そのまま体現した活躍は優勝した根差部に決して引けを取るものではない。これを機に、豊見城小学校の児童たちから、パワーズで野球をしてみたいと思う子供たちが現れることを一人の野球ファンとして願って止まない。優勝した根差部は、8月6日から明治神宮で行われる、日本一を決める高円宮賜杯第35回全日本学童軟式野球大会に県代表として出場する。

決勝戦

 1 2 3 4 5 6
根差部ベースナイン2 1 0 0 1 3 7
豊見城パワーズ0 0 0 0 0 0 0
(根) 徳永、我喜屋-仲本、徳永
(豊) 秋山-仲嶺
本塁打 : 徳永(豊)
ニ塁打 : 山城寛、大松、玉城(豊)

三位決定戦

高江洲スパローズ(以下高江洲)がコールドで志林川ファイターズ(以下志林川)を下し、3位を確定した。高江洲は初回、二死二塁として4番知念新がレフト前へタイムリーを放ち先制すると3回には、内野安打と相手のエラーを絡めて得点。4回にも1点を加えると5回には吉里竜門と川端南海斗の三塁打などで一挙4点を挙げてコールド勝ちした。敗れた志林川だが、新4年生3人がレギュラーに名を連なければならないなど、「少人数ながらよくぞここまで来た。素晴らしい子供たち。」武富勝監督が驚嘆したほどの集中力で見事4強入りを果たした。

三位決定戦

 1 2 3 4 5
志林川ファイターズ0 0 0 0 0 0
高江洲スパローズ1 0 1 1 4x 7
(志) 与古田、水谷-水谷、比屋根
(高) 上原、川端-知念
本塁打 : 知名(高)
三塁打 : 吉里、川端(高)

3位入賞した高江洲は、準優勝の豊見城と同じく8月22日から始まるJALカップ第4回全九州学童軟式野球大会へ県代表として出場する。

準決勝

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7 8
根差部1 0 0 0 0 2 0 4 7
高江洲0 1 1 0 0 1 0 1 4
(根) 徳永、小島-仲本、徳永
(高) 知念-川端

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
志林川0 0 0 0 0 0 0 0
豊見城0 0 1 0 0 2 x 3

準々決勝

根差部ベースナイン 6-0 仲井真ライオンズ

豊見城パワーズ 8-6 国頭ファイターズ

高江洲スパローズ 5-4 世名城ジャイアンツ

志林川ファイターズ 7-6 オール上間

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大会結果:一人三役!監督はもちろん、仲間たち全員から頼りにされる徳永の大活躍で根差部ベースナインが県大会初優勝! トップに戻る