初出場の八重山選抜が優勝。2位那覇選抜A・3位那覇選抜B・4位今帰仁選抜

第6回美ら島学童軟式野球交流大会

2015-03-14

学童野球の大会を終えた小学6年生の居場所作り、中学校野球に向けた技術の向上などを目的としたよる美ら島学童軟式野球交流大会が2月28日、3月1日の両日にわたり今帰仁村総合グランドを主会場に開催され、八重山選抜が初優勝した。

《決勝》

八重山選抜の下地寛太郎が1安打完封

決勝は、ともに準決勝を延長で勝ち抜いた八重山選抜と那覇選抜Aとの対戦となった。決勝も接戦となったが、八重山選抜が初回裏にあげた得点を守り抜き初出場、初優勝を遂げた。1回の表、八重山選抜は内野にミスがあり二死二塁のピンチを招くが、先発の下地寛太郎が後続を打ち取り0点で切り抜けた。そして、その裏に先取点を奪った。この回一死後に2番の高良が右中間にヒットを放ち出塁。さらに盗塁を決め一死二塁のチャンス。次打者が打ち取られて二死となったが、打席には4番打者の砂川羅杏。砂川が、初球を思い切り振り抜くと打球はセンターの頭上へ。これがタイムリー二塁打となり、二塁から高良が生還。八重山選抜は初回に先取点を奪った。その後、八重山選抜は4回と6回に得点圏を走者を進めるも追加点を奪えず。この1点を守り切ったのが下地寛太朗の小気味の良いピッチングと堅い守り。2回以降、那覇選抜に内野安打の走者一人しか許さなかった。下地寛太郎は無四球、バックも2回以降は無失策とリズム良く守った。一方の那覇選抜Aの先発金城善太も八重山選抜を初回の1点のみに抑え、無四球で完投。好投をみせたが、打線が沈黙した。

優勝した八重山選抜は八重山の6チームから選手が参加した構成チーム。新良和人監督は「初めての出場ですが、出るからには優勝を目指そうと話をしていましたが、頑張った子どもたちに感無量です。大会を通して投手がゲームを作ってくれた。投手力が安定していたのが勝因」と喜びを語った。準決勝までは、下地寛太郎、奥平、下地翼・砂川の4投手の継投で勝ち上がったが、決勝は下地寛太郎が一人で投げきった。「継投の予定だったが、下地寛太朗の調子が良かったので、気持ちの強い子でもあり最後まで放ってもらおうと投げさせた」と新良和人監督。下地も見事、期待に応えた。敗れた那覇選抜Aは旧那覇地区の小学校に通うメンバー。準決勝では今帰仁選抜を相手に延長9回を戦い、奥間栄監督も「感動した」という熱戦を制し決勝へ進出したが、一歩及ばなかった。

《3位決定戦》

4投手で無安打無得点リレー。那覇選抜Bが3位入賞。

那覇選抜Bが那根、照屋、古宮、大湾の4投手の継投で、今帰仁選抜をノーヒットに抑え、2回に挙げた2点を守り切った。小禄地区にある小学校のチームの選手でメンバーを構成して出場した那覇選抜B。那覇選抜Bは、2回一死から5番仲里が外野へ飛球を放ち、野手がこれをはじくと一気に三塁へ。続く6番古宮がセンター前にはじき返すタイムリーヒットを放ち先制。さらに7番金城の送りバントが相手守備のミスを呼び、一塁走者の古宮が三塁へ達っしチャンスを広げた。ここで8番和田がレフト前ヒットを放ち、三塁走者を迎え入れ、2点目を奪った。那覇選抜Bの投手陣は五つの四死球を与えたものの今帰仁打線にヒットを許さずに完封リレー。3位入賞のメダルを手にした。

順位表

1位八重山選抜
2位那覇選抜A
3位那覇選抜B
4位今帰仁選抜
5位宮古選抜
6位うるま選抜C
7位名護選抜A
8位八重瀬選抜B
9位豊見城選抜
10位本部選抜
11位名護選抜B
12位うるま選抜A
13位うるま選抜B
14位糸満選抜
15位八重瀬選抜A
16位浦添選抜
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