全国準優勝はダテじゃない!圧倒的な強さを見せつけたノンシュガーが夏季に続く優勝!

第128回秋季軟式野球中央大会(B級)決勝戦

2014-12-11

第128回秋季軟式野球中央大会B級の決勝戦が16日、宜野湾球場にて行われ前夏季大会で優勝した海鮮料理浜の家ノンシュガーが8対1で琉球侍を下して優勝した。

「これでB級を卒業しますが、有終の美を飾れて良かったです」と試合後の海鮮料理浜の家ノンシュガー(以下ノンシュガー)の喜納玄太監督は笑顔を見せた。その決勝戦で先発したのは若干19歳の本田貴之だったが「このような大きな舞台での先発は初めて。初回は緊張感でいっぱいでした」と、琉球侍大城有斗にセンター前へヒットを許すなど得点圏に走者を背負ったが、4番をセカンドフライに斬って落ち着きを取り戻すと、8回まで1失点の好投でチームに勝利を呼び込んだ。

打線は2回裏、四球と投前の犠打からの相手の悪送球などで一死ニ・三塁とチャンスを得ると、7番山内健史はエンドランを試みるもファールとなる。だが、気を取り直した一打がしぶとく三遊間を破ると、三塁走者に続き二塁走者までもが一気に生還し2点を先制。さらに二死三塁と攻め立て、9番長浜弘機がレフト前へ運びもう1点を追加した。ノンシュガーは5回にも無死満塁とすると、ベンチは4番大城泰斗にエンドランを支持。「100m11秒台が6人居る」と、機動力には絶対の自信を持つ喜納監督の期待にナインが応える。三塁走者が悠々と生還するのを見た相手が一塁へ転送すると、まるでそれを事前に察していたかのように、二塁走者の港川真理がホームを陥れた。その後比嘉吉人主将の二塁打と長浜健仁の連続タイムリーも飛び出して大量4点を加えて試合を決定付けた。

守っては、4回表に1本のヒットを許して以降、ノーヒットノーエラーと最後まで横綱相撲を見せつけて快勝。優勝してA級への挑戦を掲げて臨んだ、B級最後の大会で見事な有終の美を飾った。

初めての決勝進出が苦い思い出となった琉球侍だが、延長特別ルールを制した準決勝の粘り強さで来年、初優勝を果たして欲しいと思う。

喜納玄太監督 海鮮料理浜の家ノンシュガー

1967年7月25日生まれ(47歳)。
「本来は打のチームではないが、機動力には自信がある。エンドランの練習をたくさんやってきたので、2回と5回の場面でも選手を信じてサインを出しました。A級の世界は正直分からないけど、この自信を持ってぶつかり、向こうでも優勝出来るように頑張ります」

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
琉球侍0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
海鮮料理浜の家ノンシュガー0 3 0 0 4 0 0 1 x 8
(琉) 與那嶺、松田-金城
(海) 本田、渡久山-山内
ニ塁打 : 比嘉吉(海)
殊勲賞 : 本田貴之(海)
敢闘賞 : 大城有斗(琉)
打撃賞1位 : 玉城舟作(ノ)、島袋裕介(琉)(琉)

準決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
与那原スピリッツ0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2
琉球侍0 0 0 2 0 0 0 0 0 1x 3

準決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7 8 9
沖縄びん0 0 0 2 0 0 0 0 0 2
海鮮料理浜の家ノンシュガー2 0 1 0 0 0 3 0 x 6
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