ユアーズがチーム結成30年祝賀会

ユアーズがチーム結成30年祝賀会

2016-11-15

中部北支部A級のユアーズが今年創部30周年を迎えた。チームでは結成30周年を祝い10月29日、沖縄市のオキナワグランメールリゾートで祝賀会を催した。会にはOB、現役選手、50人余が出席、チームの30年を祝った。

ユアーズが誕生したのは、1986年。チームのOBは約70名を数える。現役選手にも20年選手が4名おり、チームの歴史を後輩に繋いでいる。チーム設立者は、宮里豊氏。宮里氏が大学を卒業した23歳のときだった。

福岡の大学で野球部に所属していた宮里氏は沖縄に帰ってくるとコザ高校時代の同級生を中心に声をかけチームを立ち上げた。最初のチーム名はユアーズストア。B級の部で大会に出場した。

大学まで野球を続けた宮里氏だったが、集まったメンバーのうち野球部出身は3分の1、残りは、バレー部、卓球部、サッカー部出身など多彩な経歴のメンバーだった。結成当初の個性的なメンバーは試合で珍プレーを続出させたというが、チームは成績を残した。B級の県大会で3度の準優勝、3年後の1989年にはA級に昇格した。

A級昇格時のチーム名はスポーツショップユアーズ。その後、宮里氏が美里工業高や中部部商業高のコーチを務めたことや、宮里氏の弟の保氏が北中城高の監督を務めたことなどから、二人の教え子たちも高校卒業後にチームに加わった。このような経緯もあり、メンバーの入れ替わりがうまく回り、途中B級降格の危機もあったものの、27年間にわたりA級の座に位置している。

A級では、県大会での優勝3回。西日本大会出場1回、九連会長杯出場2回。2002年の高知国体にはチームから6名が県代表に選ばれた。4年前に沖縄で開催された天皇杯では地元枠で出場、全国大会初勝利をあげ、3回戦へ駒を進めた。ユアーズがチームの伝統としていることは、攻守交替を機敏に行うこと、率先してグランド整備を行うこと。

荒天時の試合前のグランド整備や試合終了後のグランド整備を相手チームより率先して行うことを先輩から後輩に引き継いでいる。設立当初のバンカラさはチームが強くなるにつれ薄れていき、飲みニケーションで先輩後輩の結束を強めていたチームカラーも今はすっかりスマートなチームへと変わった。

しかし、チーム結成初期からチームに関わり、チームを愛するメンバーたちは10年後、20年後もユアーズがあり続けることを夢見る。

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