中学野球、学童野球へ新たな「島田杯」

2015-11-15

元沖縄県知事で沖縄戦最後の官選知事である島田叡氏の事跡顕彰期成会が中心となって、県内野球関係者ら多くの県民の賛同を得て署名活動と県民募金運動に取り組んだ。その甲斐あって、沖縄野球の聖地である奥武山運動公園内に事跡顕彰碑建立、沖縄・兵庫友愛グラウンドの命名、野球資料館への島田叡コーナーの設置が、去った6月26日に行われた。

これにより、兵庫県出身の島田叡氏が繋ぐ沖縄と兵庫の友情の絆がいっそう深まっていくことだろう。

その事跡顕彰期成会から、嬉しいニュースが舞い込んできたのでここでも紹介していこう。なんと、新しい島田杯が3つも誕生したのだ。

島田杯といえば、沖縄県高校野球新人中央大会の優勝校に代々贈られてきたことで有名だが、その高校野球の礎と下地を築く中学校の硬式と軟式の野球界と、学童軟式野球界の3つの団体に、それぞれ新島田杯を贈呈するというのだ。どの大会で、その島田杯が掲げられるのかは今後、それぞれの団体で協議していくことになるが、沖縄県の野球界全体で島田杯を通して氏の功績が語り継がれていくことは大変意義深いものとなるだろう。