沖縄勢、過去最多の6選手が指名
ドラフト会議
2015-11-15
プロ野球の新人選択会議（ドラフト会議）が10月22日開かれ、沖縄県勢は、過去最多となる6選手が指名を受けた。
まず最初に指名されたのが富士大の多和田真三郎投手（中部商高出）。西武から1位指名。
続いて明大の上原健太投手（あげな中－広島・広陵高出）が日本ハムから1位指名を受けた。県出身選手2人が同時に1位指名を受けるのは初めてのこと。
三巡目に入り、まず巨人が與那原大剛投手（普天間高）を指名、その後、立大の大城滉二内野手（興南高出）がオリックスから指名を受けた。
4巡目ではヤクルトが高知中央高の日隈ジュリアス投手（桑江中出）を指名。8巡目以降も指名を続けたのは、オリックス、西武、日本ハム、巨人。
第一工業大の國場翼投手（具志川高出）が西武から指名を受けた。
| 西武1位 | 多和田真三郎 |
| 日本ハム1位 | 上原健太 |
| オリックス3位 | 大城滉二 |
| 巨人3位 | 與那原大剛 |
| ヤクルト4位 | 日隈ジュリアス |
| 西武8位 | 國場翼 |
多和田 真三郎 （富士大） 西武1位
1993年4月13日生まれ。182cm82kg 右右。中城村津覇小、中城中、中部商業。高校時代は夏の県大会準優勝。富士大1年生の明治神宮大会でノーヒットノーランを達成した。北東北大学リーグでは通算32勝（19完投8完封）8敗、防御率1.08。これまでのﾘｰｸﾞ記録247個を大きく上回る299個の通算最多奪三振をマーク。14年秋から15年春にかけて56回の連続無失点記録も打ち立てた。MAX152km。
上原 健太 （明治大） 日本ハム1位
1994年3月29日生まれ。190cm86kg。左左。うるま市天願小、あげな中（うるまボーイズ）、広島広陵高。2年夏の甲子園でベンチ入り。今年のユナバーシアード夏季大会で日本代表に選抜された。東京6大学リーグでは通算57試合、14勝（0完投）9敗、189回1/3、172奪三振、防御率2.37。14年秋季リーグで最優秀防御率を獲得した。MAX151km。
大城 滉二 （立教大） オリックス3位
1993年6月14日生まれ。175ｃｍ71ｋｇ。右右。豊見城市長嶺小、長嶺中、興南高。興南高では2年時に遊撃手で甲子園春・夏の連覇。立教大2年に日米大学野球の日本代表に選出。立教大野球部歴代最多の112安打を記録。現役最多36盗塁を決めた。1年秋から5シーズン連続で打率3割をクリア。東京6大学リーグでは、365打数112安打、5本塁打、36盗塁。打率0.307。遊撃手、50m6秒0。
與那原 大剛 （普天間高） 巨人3位
1998年3月9日生まれ。190ｃｍ、89ｋｇ。右右。北谷町北玉小、桑江中では軟式野球部。普天間高では2年秋からエース。最高成績は3年夏の県大会ベスト8。長身から投げ下ろすＭＡＸ148キロのスピードボールが魅力。トルネード気味の投法が野茂を彷彿させる。
日隈 ジュリアス （高知中央高） ヤクルト4位
1997年5月25日生まれ。184cm77kg 左左。北谷町浜川小、桑江中（大矢ベースボールクラブ）。高知中央高では、3年春に左腕二枚看板の一人として高知大会で優勝、四国大会に出場しベスト4。3年夏の県大会は土佐高校に敗れベスト8敗退。スリークォーターから繰り出す威力ある直球が武器のサウスポー。MAX145km。
國場 翼 （第一工業大） 西武8位
1993年12月5日生まれ。181ｃｍ81ｋｇ。右左。うるま市天願小、あげな中、具志川高。具志川高では3年夏、ベスト16で興南に敗れる。第一工業大では、3年秋の鹿児島リーグ優勝に貢献し、最優秀投手賞、投手ベストナインを受賞。MAX149kmの直球を持つ本格派。
過去のプロ野球ドラフト指名県出身者一覧
| 指名年度 | 氏名 | 出身高校 | 指名球団 | |
| 1965年 | 石原 昌美 | 中部工業高校 | 広島 10位 | |
| 1972年 | 城間 盛雅 | 名護高校 | 阪急 5位 | |
| 1975年 | 糸数 勝彦 | 石川高校 | 太平洋 2位 | |
| 1976年 | 赤嶺 賢勇 | 豊見城高校 | 巨人 2位 | |
| 1977年 | 下地 勝冶 | 豊見城高校 | 広島 2位 | |
| 1978年 | 石嶺 和彦 | 豊見城高校 | 阪急 2位 | |
| 與座 朝勝 | 興南高校 | 大洋 2位 | ||
| 1979年 | 前泊 哲明 | 興南高校 | 大洋 外 | |
| 1980年 | 渡真利 克則 | 興南高校 | 阪神 2位 | |
| 金城 博和 | 興南高校 | 日本ハム 2位 | ||
| 1981年 | 竹下 浩二 | 興南高校 | 大洋 4位 | |
| 平川 敏明 | 興南高校 | 南海 外 | ||
| 1982年 | 金城 勝冶 | 沖縄水産高校 | 広島 外 | |
| 1983年 | 比嘉 良智 | 沖縄水産高校 | ロッテ 1位 | |
| 仲田 幸司 | 興南高校 | 阪神 3位 | ||
| 仲田 秀司 | 興南高校 | 西武 5位 | ||
| 1986年 | 友利 結 | 興南高校 | 大洋 1位 | |
| 真喜志 康永 | 沖縄尚学高校 | 近鉄 3位 | ||
| 島袋 修 | 沖縄水産高校 | 阪急 5位 | ||
| 1987年 | 上原 晃 | 沖縄水産高校 | 中日 3位 | |
| 平良 吉照 | 八重山高校 | 日本ハム 5位 | ||
| 名幸 一明 | 興南高校 | 大洋 外 | ||
| 1990年 | 親富祖 弘也 | 宜野湾高校 | 西武 4位 | |
| 真栄喜 正和 | 与勝高校 | 日本ハム 6位 | ||
| 1991年 | 西岡 洋 | 興南高校 | ヤクルト 2位 | |
| 1992年 | 伊礼 忠彦 | 沖縄水産高校 | 中日 5位 | |
| 1995年 | 佐久本 昌弘 | 久留米工大附 (読谷出身) | ダイエー 4位 | |
| 大野 倫 | 沖縄水産高校 | 巨人 5位 | ||
| 1996年 | 新里 紹也 | 沖縄水産高校 | ダイエー 7位 | |
| 1997年 | 平良 幸一 | 沖縄水産高校 | 西武 7位 | |
| 1998年 | 新垣 渚 | 沖縄水産高校 | オリックス 1位 | |
| 徳元 敏 | 沖縄水産高校 | オリックス 5位 | ||
| 2001年 | 有銘 兼久 | 浦添商業高校 | 近鉄 3巡目 | |
| 2002年 | 新垣 渚 | 沖縄水産高校 | ダイエー 自由 | |
| 2002年 | 稲嶺 誉 | 沖縄水産高校 | ダイエー 8位 | |
| 2003年 | 比嘉 寿光 | 沖縄尚学高校 | 広島 3位 | |
| 松川 誉弘 | 大阪府港高校 (豊見城出身) | 西武 4巡目 | ||
| 2004年 | 上原 厚治郎 | 興南高校 | ヤクルト 5巡目 | |
| 金城 宰之左 | 中部商業高校 | 広島 7巡目 | ||
| 2005年 | 西村 弥 | 沖縄尚学高校 | 楽天 5巡目 | |
| 2006年 | 大嶺 祐太 | 八重山商工高校 | ロッテ 1巡目 | |
| 糸数 敬作 | 中部商業高校 | 日本ハム 3巡目 | ||
| 大城 祐二 | 沖縄水産高校 | 阪神 5巡目 | ||
| 2007年 | 伊志嶺 忠 | 北谷高校 | 楽天 3巡目 | |
| 大田 亜斗里 | 帝京高校 (西原出身) | 横浜 3巡目 | ||
| 2009年 | 比嘉 幹貴 | コザ高校 | オリックス 2巡目 | |
| 大嶺 翔太 | 八重山商工高校 | ロッテ 3位 | ||
| 運天ｼﾞｮﾝ･ｸﾚｲﾄﾝ | 浦添工業高校 | 日本ハム 4位 | ||
| 2010年 | 伊志嶺 翔大 | 沖縄尚学高校 | ロッテ 1位 | |
| 宮國 椋丞 | 糸満高校 | 巨人 2位 | ||
| 2011年 | 川上 竜平 | 光星学院高校 (那覇出身) | ヤクルト 1位 | |
| 2011年 | 比屋根 渉 | 沖縄尚学高校 | ヤクルト 3位 | |
| 嘉弥眞 新也 | 八重山農林高校 | ソフトバンク 5位 | ||
| 佐村ﾄﾗｳﾞｨｽ幹久 | 浦添商業高校 | 横浜 6位 | ||
| 新崎 慎弥 | 興南高校 | ソフトバンク 育成 | ||
| 2012年 | 東浜 巨 | 沖縄尚学高校 | ソフトバンク 1位 | |
| 川満 寛弥 | 宮古総実高校 | ロッテ 2位 | ||
| 島井 寛仁 | 西原高校 | 楽天 5位 | ||
| 屋宜 照悟 | 中部商業高校 | 日本ハム 6位 | ||
| 2013年 | 又吉 克樹 | 西原高校 | 中日 2位 | |
| 山川 穂高 | 中部商業高校 | 西武 2位 | ||
| 嶺井 博希 | 沖縄尚学高校 | 横浜 3位 | ||
| 平良 拳太郎 | 北山高校 | 巨人 5位 | ||
| 2014年 | 福地 元春 | 福岡自由ヶ丘高校 (名護出身) | 横浜 4位 | |
| 島袋 洋奨 | 興南高校 | ソフトバンク 5位 |
