今年もプロ野球が沖縄にやってくる。横浜De NA ベイスターズVS中日ドラゴンズ
私を野球に連れてって Take Me Out to the Ball Game (No1)
2015-05-15
中日、又吉、De NA 嶺井が地元凱旋
6月30日、7月1日に沖縄セルラースタジアム那覇で行われるプロ野球公式戦。年に1度開催されるプロ野球の試合。
今年は、横浜De NAベイスターズと中日ドラゴンズのカードで2試合が行なわれる。
両チームでは、二人の沖縄県出身のプレー中日の又吉克樹投手(西原高―環太平洋大―香川オリーブガイナーズ)、De NAでは嶺井博希捕手(沖縄尚学高―亜細亜大)の出場が期待される。
この二人の勇姿を見逃す手はない。直接、声援を送りたいと思う。
特に女性ファンの皆さん「Take Me Out to the Ball Game」ですよ。
中日には投手コーチの友利結(興南―横浜―西武―中日)も在籍しているので、投手交代時にはマウンドへ歩み寄る姿が見られるはずだ。
現在(5月5日)2軍で中継ぎで投げているDeNA福地元春投手(東江中学―福岡・自由が丘高―九州共立大―三菱日立パワーシステムズ)も6月末の沖縄でのゲームまでには1軍昇格の可能性がある。
今シーズンも中継ぎの柱を担う中日・又吉
中日の又吉は、独立リーグ出身では、これまで最高のドラフト2位指名で入団。ルーキーイヤーの昨年はその高い評価に違わぬ活躍。
67試合に登板し、9勝1敗2セーブ24ホールド、防御率2.21という素晴らしい成績を残した。
年俸も840万円から、なんと376%アップの推定4000万に。アップ率で新人王の広島の大瀬良をも上回った。独立リーグ時代に比べると年俸が50倍になったという。
年俸の話はさておき、今シーズンも2年目のジンクスは何のその、セットアッパーの重責を担っている。
5月5日現在、全35試合中18試合に登板し、2勝1敗9ホールド、防御率が3.48。
サイドスローからの150キロ近いストレート、キレのいいスライダーで討ち取る。
又吉の特徴はなんと言っても奪三振率が高いこと、昨年はイニング数(81回3分の1)を上回る奪三振数(104個)を記録。今年も20回3分の2を投げ22奪三振とイニング数を上回っている。
5月頭の対DeNA3戦では、明と暗をみた。5月1日の初戦は、1対1の同点の8回に登板。3者凡退に打ち取るとその裏に味方が2得点しチームは勝利。今季2勝目が転がり込んだ。
5月3日の3戦目も同じく同点の8回から登板したが、こんどは梶谷と筒香にタイムリーを打たれるなど3本のヒットを浴び2点を失い今季初黒星を喫してしまった。
さて、沖縄でのゲーム。又吉が登場するような展開になって欲しい。その時はDeNAファンには申し訳ないが、凱旋登板でパーフェクトなピッチング、プロフェッショナル又吉の投球をみたいものだ。
持っているDe NA の嶺井。チームも首位に
De NA の嶺井は何かを持っている。高校、大学で日本一を経験。昨年は、プロ初ヒットが逆転サヨナラ三塁打とドラマチックなデビューを果した。
結局昨シーズンは、10試合の出場に留まり放ったヒットも3本だったが、今シーズンはすでに9試合に出場し6本のヒットを打っている(5月5日現在)。
開幕一軍こそ逃したものの、4月24日に一軍昇格すると即代打で起用され中日・金子から今季初ヒット。翌25日の中日戦では今季初の先発マスクをかぶり攻守に大活躍。
一回の守備で、俊足の亀沢の二盗を阻止。三回の打席では、バルデスから左翼席へプロ初本塁打を放った。リードも冴え、山口投手を完投勝利に導いた。
その後も5月2日、3日の対中日戦に先発するなど5試合に先発マスク、途中出場も含めると、嶺井がマスクを被った試合は7勝1敗と高い勝率。
開幕ダッシュに成功したものの7連敗を喫し今年もダメかと思われた横浜De NA、しかし嶺井の一軍昇格とともにチームは再浮上。嶺井のおかげとは言わないが、5月5日には首位に躍り出た。
DeNAは今シーズン、黒羽根、高城に嶺井と3人の捕手がマスクを被り、レギュラー捕手がいない状態。嶺井もレギュラー取りのチャンス。このまま好調を維持し、沖縄でもスタメンマスクなら最高だ。
(記録は5月5日現在です) ※次号も、横浜De NA ベイスターズと中日ドラゴンズの情報をお届けします。