浦添ボーイズが宜野湾ポニーズを僅差で破り優勝。代表交流戦は在沖アメリカ球児が勝利を収める

第11回琉米中高生友好親善野球大会:The 11th Annual Okinawan-American Youth Friendship Baseball Tournament

2015-05-15

沖縄とアメリカの中高生たちの友好を、野球を通して育んでいこうと、琉米中高生友好親善野球大会が、浦添市民球場で行なわれた。

沖縄(琉球)連合vsオールスター

小雨がパラつくあいにくの天気であったが、選手たちは骨の髄まで野球を楽しんだ。

中学硬式野球のボーイズリーグとポニーズ、そしてヤングリーグから10チームが参加し、沖縄県基地内所属のKadena Panthers(カデナパンサーズ)とKubasaki Dragons(クバサキドラゴンズ)を招いた第11回琉米中高生友好親善野球大会のトーナメントが行なわれた。

決勝戦終了後に、決勝を戦った浦添ボーイズと宜野湾ポニーズの両ナインから連合チームが結成され、アメリカ2チームの連合=オールスターチームと対戦。

試合に先駆け両軍ナインによる写真撮影が行なわれ、互いに肩を組合い、ゲームでの健闘とこれから先に続いていく友好を肌で感じあった。

オールスターのマウンドに上がったSego Justinは、パワフルな上体の力を上手くボールに伝えて130キロを超えるストレートを披露し、三者三振のスタート。

連合チームも「おぉ!速いっ!」と驚きの声を隠せない。

その裏、オールスターは一死満塁として押し出しの四球を選び先制すると6番James Masonがレフト前に運び1点を加える。続くSego Codyが二遊間を破るセンター前タイムリーで二者が生還。

さらにキャッチャーから三塁への悪送球で一挙5点を奪った。

オールスターは2回にも一。三塁からJames Masonがライトオーバーの2点タイムリー二塁打を放つなど得点を重ね、3イニングで10点とパワー野球を見せつけた。

対する連合チームも意地を見せ3点を奪ったが大敗したが、大事なのは勝ち負けではない。

普段は絶対に交わらない他のチームである浦添ボーイズと宜野湾ポニーズの面々が、ひとつとなって同じベンチに入り、同じ勝利を目指してグランドに立ったことがひとつ。

そして、その指揮を執った親富祖監督の、決勝戦でベンチを温めていた控えのメンバーにもグランドに出て欲しいとの親心から、スターティングオーダーに名を連ねた選手たちにとっても、記憶に残るゲームとなった、素晴らしい大会、有意義なゲームであった。

オールスターゲーム

 1 2 3 4
琉球連合(浦添・宜野湾)0 0 3 0 3
USA5 2 3 x 10
(琉) 仲眞、佐久本、比嘉、當山-佐久本
(U) シーゴ-アデミック
ニ塁打 : ウィルソン(U)

決勝戦

 1 2 3 4 5 6 7
浦添ボーイズ3 0 1 0 0 0 0 4
宜野湾ポニーズ0 0 0 0 0 3 0 3
(浦) 大山、赤嶺-翁長
(宜) 宮城、仲松、新里-比嘉
優秀選手賞 : 平田 一汰(浦)
殊勲賞 : 翁長 武己(浦)
敢闘賞 : 宮城 大弥(宜)
打撃賞1位 : 大山 盛一郎(浦)
打撃賞2位 : 前里 祐(浦)

準決勝

 1 2 3 4 5 6 7
沖縄ダイヤモンド3 0 0 0 0 0 1 4
宜野湾ポニーズ2 0 0 0 0 0 3x 5
(沖) 大嶺、上間-上原
(宜) 宮城、新垣-比嘉
ニ塁打 : 松門、玉寄、宮城(宜)

準決勝

 1 2 3 4 5 6
浦添中央ボーイズ0 0 0 0 1 0 1
浦添ボーイズ0 0 3 0 0 1 4

準々決勝

浦添ボーイズ 4-2 那覇国際ポニーズ
宜野湾ポニーズ 3-1 那覇ボーイズ
沖縄ダイヤモンド 2-1 南風原ボーイズ
浦添中央ボーイズ 3-2 沖縄ヤングドリームス

1回戦

浦添ボーイズ 3-2 沖縄ヤングスピリッツ
宜野湾ポニーズ 3-2 大矢BBC
沖縄ダイヤモンド 5-2 Kadena Panthrs
沖縄ヤングドリームス 4-0 Kubasaki Doragons
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