名桜大学 / 第93回九州地区大学野球選手権大会沖縄地区予選リーグ（4月11日～26日）

絶対的エースの嘉手苅が抜けた新チームだが、この冬のトレーニングで急成長を遂げ、最速140キロに迫るストレートを手に入れた嘉手川聖也（2年）と、昨秋の登板で実績を積み、その躍動感で打者を威圧する園田誉規（2年）の左右二枚看板がその穴を埋める。さらに多彩な球種を持つ中村洸太（3年）、角度のある照屋健仁（4年）と総合力で挑む。

捕手安里龍美（4年）を中心に、ケガが癒えてサードに座る主将の久田祥矢（4年）、センター桑江俊和（3年）のベストナインコンビに加え、若い神山征士（2年）らの台頭で守りの不安は無くなった。

地区代表制度になった第84回九州地区大会から連続出場中の名桜大は、この春のリーグ戦で勝ち上がると節目となる10季連続となる。同85回大会には九州の頂点を極めており、再び九州の王座へ、そして全日本大学野球選手権の頂点を目指そうと団結。監督役を久田と学生コーチの瀧川拓弥が務めるが、選手と近いからこその信頼関係と、思い遣りから生まれるチームワークは、どこにもない強みだ。